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第16回全国大会優勝 栄東高等学校 稲葉琉晟さん

こんにちは。「第16回全国高校生金融経済クイズ選手権 エコノミクス甲子園」で優勝いたしました、栄東高校の稲葉琉晟です。この度、優勝賞品のニューヨーク研修旅行に行ってきましたので、その感想文を執筆させていただきます。
本来、私の学校では高校2年生の就学旅行でアメリカへ行くことになっているのですが、新型コロナウイルスの影響により国内への旅行に変更になってしまったので、このような機会でアメリカへ行くことができ本当に嬉しく思い、行けなかった学校の友人達の分まで楽しんで来ようという思いも持って行かせていただきました。学校の友人達にその話をした際には、必ずお土産を買ってくるように言いつけられました。
また、共に大会に出場し優勝した部活の先輩である佐々木遼先輩が、受験関係の予定で都合が合わず、一緒に研修旅行に行けなかったのが非常に残念であり、慣れない土地への知人がいない旅行には不安もありました。しかし、同行したスタッフの方々や札幌開成の2人とはすぐに打ち解けることができ、 結果として終始楽しい旅行となりました。
私が研修旅行を通して印象に残ったことを3つ書き記そうと思います。
1つ目はボストンの街並みです。研修旅行のメインはニューヨークでしたが、4月4日はジョン・ハンコック・インベストメント・マネジメントさんに企業訪問をしに、飛行機でボストンへ行きました。市民がのんびりとくつろげる広い公園、荘厳な建築様式の図書館、歴史ある教会、オシャレな住宅街など、日本にはあまり見られない、とても魅力的な街並みが広がっていました。まだ2都市しか訪れていませんが、アメリカに住むならボストンがいいなと思いました。
2つ目はアメリカと日本の違いです。勿論何かしらのカルチャーショックがあることだろうと予想はしていましたが、アメリカ人が意外と静かだったり、赤信号でも横断歩道を渡る人がとても多かったり、電車で歌っている人たちがいたり、等々。知らなかった、予想していなかった日本との違いを生で沢山見ることができました。中でも一番驚いたのが、地下鉄駅でのことです。電車が駅に停車している時、雑音や話し声でよく聞こえませんでしたが、何やら英語のアナウンスが流れ始め、すると乗客たちが異様にざわつき出し、次々に電車から降り始めました。事情の分からぬまま私達もそれに続いて降り、全員が降りたところで、電車は行ってしまいました。余程のことがない限り、日本では予告なしに電車の乗客を一斉降車させるなんてありえないと思いますが、アメリカではそのようなことも日常茶飯事なのだなと驚かされました。
3つ目はアメリカの企業のオフィスです。企業訪問をさせていただいたBloombergさんの本社には、食べ物・飲み物を自由にとり、テーブル席について社員同士でいつでも会話できるパントリーがあり、社員たちが気兼ねなく意見を交換できるスペースが用意されていました。また、食べ物(Food)・花(Flower)・魚(Fish)の3Fを色々なところに設置することで、リラックスして働けるオフィスにしているそうです。先程出てきたジョン・ハンコックさんのオフィスにも、卓球台やビリヤード台などが設置されているスペースがあり、社員たちが好きに気分転換できるようになっていました。このように、アメリカのオフィスには、「職場」ということに囚われず、社員たちが自由を感じられる空間を演出することで、仕事をより活発化させる工夫が多く見られました。このような自由性が、世界経済のトップを行く所以なのだろうなと思いました。
今回の研修旅行を通して、初めて外国との文化の違いを肌で感じ、また様々な企業を訪れることで、経済界の第一線で働く人たちの考え方を深く知ることができました。英会話の良い経験にもなり、とても充実した一週間を送ることができました。企画・引率してくださったスタッフの皆様、訪問を受け入れてくださった企業の皆様、同行してくれた札幌開成のお二方に、心から感謝しています。本当にありがとうございました。

2024/8/14 カテゴリー:NY研修旅行感想文
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