第12回全国高校生金融経済クイズ選手権『エコノミクス甲子園』 2月18日(日)全国大会開催!

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NY研修旅行レポート

 
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NYHirayama

第10回全国大会優勝:
新潟高校(新潟)
平山一帆くん

英語ができないのです。それも特にリスニングが苦手なのです。いわゆる英弱でしょう。はっきり言うと、贅沢ではありますが、エコノミクス甲子園で優勝した時に、いや決勝の途中から、そのことで心配だったのです。もしかしたらそれが顔に出ていたのではないかとも思います。もともと自分は怠け者であり、高校のEveryday Englishという大学受験に向けての目標も全く出来ずにいました。優勝後、珍しく勉強はしたのですが、それも十分ではありませんでした。
そんな状態でNY研修旅行に臨みました。3月26日。私の誕生日の翌日で、春休みが始まった日でした。まず、午前1時50分ごろという辛い時間にバスに乗って、成田空港へ行きました。午前7時30分。新潟高校クイズ同好会のTwitter(@kentaka_quiz)を更新した後、鈴木さんと大学生3人と合流しました。そして、私の人生で三回目の飛行機に乗りました。初海外です。
ほんの小さなトラブルはありましたが、無事に飛行機は着陸し、いざ入国審査というところで引っかかりました。これが一つ目のトラブル。税関申告書を書かなかったのです。今でもなぜ書かなかったのか分かりません。それでも何とか通してもらい、無事入国しました。空港を出て最初に思ったこと。それは、タクシーが絶え間なく走っていることよりも、車線がとても多いことよりも、煙草臭いと思ったことでした。たまたまです。その他の場所ではそんなにおいは感じ取りませんでした。いよいよタクシー。これが、一日半に及ぶ体調不良の原因でした。道はガタガタして悪く、急カーブでもほとんどスピードを落とさず、わずかな隙間があれば通り抜け、こういうことをされると私は酔うのです。ホテルに着くとすぐにぐったりとしてしまいました。
少し体調が良くなってから、実際にニューヨークの道を歩きました。人が多い。車も多い。クラクションが盛ん。信号無視が多い。やはりいろんな人がいる。いろんな人種がいる。思ったことを羅列してみました。違う国に来たのだなあと感じました。その後、地下鉄に乗ってメトロポリタン美術館に行きました。地下鉄に乗って思ったことは、日本と比べると吊皮がなく揺れやすいので立って乗るのには気をつけなければならないということです。メトロポリタン美術館では、世界史や倫理の教科書・資料集に載ってそうなヨーロッパ・アジア美術や逆にあまり見る機会のない南アメリカ・オセアニア美術、さらに武器・甲冑というものまで見ました。私が特におもしろかったのは武器・甲冑です。どこを見ても隙間がなく、どうやって人を傷つけるのかと思いました。ニューヨークでの初の食事はメトロポリタンの食堂で11$くらいのペンネだったのですが、これが吐き気を催しました。アメリカサイズを無理に食べようとしてしまったためだと思われます。よって、そのあとまわった展示はあまり覚えていません。
ホテルに帰ったらまたぐったりと意識を失うかのように倒れてしまいました。目を覚ましたら夕食です。しかしまだ体調が悪かったので、まさに和洋折衷という言葉が似合うその寿司をあまり食べることができませんでした。でもおいしかったです。
次の日はまた体調が良くなったはずなのですが、ホテルから空港に行くときにタクシーを使ったのでまた酔ってしまったのです。飛行機内でもぐったりしていて、飛行機内で出されたオレンジジュースさえも飲めない状態でした。ボストンについてもぐったりしていました(三回目)。ここで酔い止めを飲みました。実は酔いやすいのにここが人生初酔い止めで、酔い止めをそれほど信じていなかったのですが、効くではありませんか。自分には食わず嫌いなところがあるのですが、それがまた一つ治ったと思いました。
本題に戻ります。最初の企業訪問で、ボストンのJohn Hancock Life Insurance社に行きました。主に社内見学をしましたが、とても広く開けた感じのオフィスだと思いました。しかし、とても緊張してしまい、全く英語を聞きとることができませんでした。その後、水陸両用バス(ダックツアー)に乗りました。そのガイドさんの英語はとてもはやく他の現地の方はそのガイドさんのジョークに笑っているのに英語が分からないから笑えないという状況になってしまいました。ただ陸上・水上から見るボストンの街はとてもきれいで、有名な大学なども見ることができました。ボストンの空港に戻り、ボストンのものが特に知られているというクラムチャウダーを食べました。具がたくさん入っていて少し熱かったですがとてもおいしかったです。
天候によりボストンの空港からの出発が遅れてしまった後、無事に帰って夕食を買いにピザ屋に行きました。ピザは六分の一×二枚を買ったのですが、その六分の一ピースは人の顔ぐらいあり、これがアメリカサイズなのかと再度認識しました。事実、最後のほうはまあまあ辛かったです。
 三日目にはRussell Investments社に行きました。時間の関係上あまりいることはできませんでしたが、初めて「日本についてどんな印象・考えを持っていますか?」という質問をすることができました。相手の方に自分の英語が通じたようなので、それはとても嬉しかったです。また、私には読むのに1カ月以上はかかりそうな洋書もいただきました。この後、メリーゴーラウンドに乗っている小幡君の動画を撮り、New York Public Libraryに行き、アメリカ自然史博物館に行きました。ここで印象に残ったのはコンドルなどの剥製です。もともと私は鳥類が好きなのですが、世界中の鳥を見ることができて色々な発見をすることができました。ここで鷲、亀、梟のぬいぐるみを買いました。そしてTiger Pacific Fundに行き、武神さん、金さんという方々の話を伺いました。これまで英語が分からなかったので、日本語で話を聞くことができて良かったです。今(正確な数字は忘れてしまったのですが例えば)ここに十万円あったら何に使うという質問を私たちに対し武神さんがされ、私たちは貯蓄・貯金すると答えました。その後の武神さんの話から、やはりこれが日本の縮図のようなもので、何かモノ・サービスを買ったり運用したりすると答える日本人が少なく、外国と比べてそういった意識は低いのだなと思いました。武神さん、金さんからお話を伺った後、ステーキのお店に連れて行っていただきました。ステーキはボリュームが大きかったですが、ここで昼食を抜いた効果が出ました。とてもおいしかったです。
 四日目には、NYSE(ニューヨーク証券取引所)に行きました。取引が始まる9時30分に大きな拍手が起こります。中央の方ではニュース番組の撮影が行われていて、日本でも見たことがあるような気がします。普通では入れないところだと言うので、そこに入ることができたのは一生の思い出になると思います。貨幣博物館ではアメリカの昔使われていた貨幣や経済の歴史などを見ました。その後、ワンワールドトレードセンターに行きました。ここに入るとき荷物検査があるのですが、リュックの中にナイフと見えないわけでもないよい感じの長さのものが入っているということで引っかかってしまいました。これが二つ目のトラブルです。でも私はバトンのような棒状のものを入れていないので「これ?」などと聞くこともできません。もう一度通すことで無事通り抜けることができましたが、未だに何が引っかかったのか分かりません。ただ私は、その棒状のものがうつった場所からパスポートケースの紐ではないかと思っています。展望台は400mちょっとの高さだそうですが、そこから、航空機の不時着で「ハドソン川の奇跡」で知られる川や、数々のビルを見ることができます。ただ残念なことに、自由の女神を見るのを忘れてしまいました。そこで最も印象に残っているのはエレベーターです。上昇するとき、ちょうど展望台から見たときと同じようなニューヨークの街を見下ろした映像がエレベーターの3面に流されました。そのスケールがとても大きいと思いました。そしてCitibankにいきました。そこでまた話を伺いました。そこで分かったことは、日本とアメリカの上司と部下の関係についてです。日本では敬語や敬称が一般には必要で、親しいということはそれほどないですが、アメリカでは英語に敬語や敬称が少ないために、上司に意見するなど積極的なのだそうです。日本人にもそういった積極性があればどんどん意見が交わされていくことになるので今後の日本の発展によりつながっていくのではないかと思いました。あとの方々はすべて外国人の方で、聞こうという努力はしましたが、もし「どんな話を聞いたの?」と聞かれても「ああ、債権とか株式についてだよ」などとしか答えられないくらい理解できず、とても悔しい結果に終わりました。これはトラブルといってもいいでしょう。ペアの小幡君はどんな話をしているかくらいは理解できたそうなので、尚更です。五日目にPinebridge Investmentsにいきましたが、これもほとんど聞き取れず、英語力はそんなに急上昇するものでもないなと実感しました。帰って夕食はエビづくし。一カ月分くらいエビを食べたのではないかと思います。
 五日目は、先ほど言った通り、Pinebridge Investmentsで数人の方から話をしていただきました。昼食は、メキシコ料理CHIPOTLEで野菜(葉やトマトなど)、少し辛い豆、米、サイコロ状のステーキを合わせたものを食べました。見た目に反してこれはおいしいです。お勧めです。バランスもよさそうですし。その後、日本国総領事館に行きました。そこで園田さんという方から、ニューヨークから見た米国経済・金融について話を伺いました。米大統領選挙でトランプ氏・サンダース氏が支持を集めている背景から、アメリカ国内の経済格差が是正されていないことに対する不平不満が高まっているそうです。2,007年にリーマンショックで金融危機がありましたが、それは表面上は終わったようで実はまだ続いているとおっしゃっていました。その後、Bloomberg社へ社内見学に行きました。ここで驚いたことは、ずれているような気もしますが、社内にある果物や菓子類、飲料などが全て無料だということです。日本ではブラック企業が流行語になるほど話題になっていますが、仕事にはこのような環境というものも必要なのだと思いました。そして、最後として大学のバスケットボール大会(NIT)の決勝戦を見に行きました。ジョージ・ワシントン大学というところに渡邊選手という日本人がいて、その活躍を生で見ることができて良かったです。その後ニューヨーク最後の夕食としてFIVE GUYSというハンバーガーショップに行きました。個人的にこれが一番おいしかったです。ハンバーガーレギュラーサイズ一つで約1000キロカロリーなのですが、ボリュームが凄かったです。
 帰りのホテルから空港までは酔わずに済みました。これは本当に良かった。出国・入国は少しもたつきましたが大きなトラブルなく良かったです。
 ここまで時系列順にだらだらと書いてしまいましたが、ニューヨーク研修旅行ではもう二度とないような経験をすることができたので、これをどのように将来につなげていくかを考えてみたいと思います。
 ほぼペアの小幡君の力で優勝したエコノミクス甲子園全国大会。大変でしたが、本当に貴重な経験をすることができました。初日、二日目と大きな迷惑をかけてしまい、これを送るのも遅れてしまったりしてとても大きな迷惑をかけてしまいましたが、付き添いとして来られた鈴木さん、水谷さん、大学生ボランティアスタッフの北島さん、浜田さん、松原さん、訪問を承諾してくださった企業や機関の方々、エコノミクス甲子園に携わった方々、本当にありがとうございました。
 ニューヨークでこれまでに会った日本人の方に聞いてみてもほとんどの方が英語に苦労したとおっしゃっていました。しかし、努力すれば英語はできると思うので、私も英語を重視しできるようにしていきたいと思います。また、来年もし優勝するつもりの方は、英語も鍛えた方がよいのではないでしょうか。

 
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第10回全国大会優勝:
新潟高校(新潟)
小幡尚輝くん

深夜二時に目を覚まし、着替え荷物を確認したところ家に迎えのバスが来ました。真っ暗な高速道路の景色をぼうっと眺め揺られること四時間半、成田に到着。久しぶりに来た空港や初体験のラウンジに気持ちが高揚し、眠気も吹き飛びました。JFKまでの十二時間フライトで一睡もしなかったほどです。そして、これから始まろうとするアメリカでの六日間はもっともっと刺激的でした。

 一日目。着くと、NYは昼前でした。JFKからタクシーに乗り、ホテルに向かいます。流れゆく石造りの建物を眺めながら、あちらこちらに散乱しているゴミが気になり、いきなり日本の清潔さを感じました。マンハッタンに入ると、様々な人種の人であふれかえっています。外見が違っていても普通に接している姿に、アメリカの歴史が映し出されています。因みに仮装している人がたくさんいるのはイースターだからということでした。マリオット・マーキースに荷物を置いて、メトロポリタン美術館を見学しに行きます。古今東西の遺産があり、半日で見るには多すぎますが、ギリシア、ローマの作品は特に見る人を引きつける力がありました。他にも教科書で見たことのあるようなものもあり、十分楽しみました。その夜は、アメリカらしい寿司を食べ、次の日に備えました。

二日目。研修初日は、早起きをしてラガーディア空港からボストンへ飛びました。最初に訪ねたのはJohn Hancock Life Insuranceです。フロントで待っていると担当の方がいらっしゃり、英語のコミュニケーションが始まりました。いきなり流暢な英語で挨拶され、たどたどしい返事しかできませんでした。その後、社内を案内してもらいましたが、スピードについていけず、半分すら理解できませんでした。展示物を見て時代に合わせて進化してきた歴史を理解したり、ボストンマラソンのスポンサーであることを知ったりすることで精一杯で、アメリカ英語の洗礼を受けました。
続いてのダックツアーも運転手の方がものすごい早口で、他のお客さんが笑っていても笑えませんでした。ただ、水陸両用バスは初めての体験でしたし、わからないなりにも英単語を拾い集め、これがハーバードなのだなとわかったり、ボストンは落ち着いていて住みやすそうだなと考えたりしていました。本場の英語に疲れましたが、鈴木さん、水谷さんお薦めのクラムチャウダーをボストン空港で食べて元気が出ました。天候のせいでニューヨークへの飛行機がひどく遅れましたが、他の日は晴れていてよかったです。

 三日目。この日の朝は余裕があったので、ホテル近くの店でフレンチトーストを食べました。量が少ないと思って頼んだのにやはりアメリカサイズでした。
 少しゆっくりした後、Russell Investments訪ねました。社内を見学すると、John Hancock Life Insuranceもそうでしたが、開放的な社内、色とりどりのインテリアで、日本の堅苦しいデスクのイメージとは正反対で働きやすそうでした。実際、ニューヨークで働くのは楽しいとおっしゃっていて、働きたいと思える環境でした。ただ実を言うと、「ニューヨークで働いてみてどうですか?」というべきであるのを「ニューヨークで働いてみたらどうですか?」と英語で質問していたことに終わってから自分で気づきました。大変失礼なことを申し上げてしまいましたが、意をくんでくださりありがとうございました。
 その後は近くの公園で回転木馬に乗ったり、ニューヨーク公立図書館でお土産を買ったりしてからアメリカ自然史博物館に行きました。解説文がわからないものもありましたが、巨大な隕石や恐竜の展示には圧倒されました。
 夕方になり、TIGER PACIFIC CAPITAL L.P.の訪問で、ここでは日本語で会話することができ助かりました。長年ニューヨークで生活をなさっている武神さんと東アジアにアイデンティティをもつ金さんとのお話の中で、自分がどれだけ日本式の考え方にはまっていたかに気付かされました。日本では集団意識が強く、飛び出しているものは悪いものとして扱われます。この日本人の意識はしばしば日本国内でも非難されることがありますが、日本の歴史の中でじっくりと培われてきたものなので、変えることは相当難しいと思います。つまり、個人レベルで、自分の意見をはっきり伝えるのがグローバルスタンダードであることを自覚していないと世界で戦えないのです。また、アメリカは日本よりも努力する人が報われる仕組みになっており、このままでは日本のトップ層が海外へ流れてしまうかもしれないことを考えていました。しかし、その仕組み故日本よりアメリカは上位と下位の分布が広いことを聞いて、デメリットも大きいと思いました。このことはニューヨークに来てからすでに感じていました。日本ではまず乞食を見かけませんが、アメリカでは地下鉄の駅で何度か目にしました。さらに想像よりも多くの人がお金を渡していたことから、そのようなやり取りがなければ成り立たない貧富の差の現実を目の当たりにしました。日本も格差は確実に広がっているので、NYへ連れていってもらった者として、これからさらなる努力とその成果を社会へ還元したいと強く思っています。
 夕ご飯は、The Capital Grillというお店で武神さんと金さんとステーキをいただきました。楽しいお話と初めて見る厚さのステーキに大満足でした。

 四日目。まず行ったのは、誰もが一度はテレビで見たことのあるNYSE。MarkさんとCitiの中山さんに案内さた部屋でお話を聞きました。コンピュータの発展により、人が活気の象徴の役割となっているところもあるそうです。その後フロアに連れていってもらうとあのテレビで見る世界が広がっていました。たくさんの電光掲示板、鳴りやまぬ電子音、せわしなく行き交う人々、すべてに感動しました。9:30のオープニングベルをフロアで一緒に拍手できた時には、エコ甲優勝して良かったと思いました。続いてNYSEの歴史の展示ブースに進んで証券取引の機械にまでエジソンが関わっていたのかと驚いたり、安倍首相が演説した壇上で演説ポーズをとったりしました。
 Museum of American Financeを見学してから向かったのはワンワールドトレードセンターです。厳重な手荷物検査を終え、102階の展望台から見た雲一つない青空とニューヨークの美しい景色は今でも目に焼き付いています。
 続いて訪問したのはCitiです。中山さんの案内で、日本人女性の川村さんから仕事内容の説明や質問に答えていただきました。印象に残っているのは、日本とアメリカにおける年齢と地位の考え方の違いです。日本では今なお年功序列が色濃く残っています。これは秩序が保たれやすい利点もありますが、上司であってもファーストネームで呼び合うのが一般的なアメリカと比べるとデメリットの方が大きいと思います。会社を発展させるためには、より良い人間関係で自分の意見を素直に伝えられる環境の方が様々な考えが生まれやすく有利ですから。その後部屋を移動し、昼食をいただきながら、七人の女性の方からお話を聞きました。ここでも自分の英語学習の不足を痛感しました。特に仕事の詳しい内容は苦しかったです。自分が聞き取った範囲では、債券や株を扱うものからサステナビリティを評価するものまで、金融・経済の仕事といっても色々あるのだとわかりました。またそれぞれの方のバックグラウンドを聞いていると、様々なことを経験してそこから学んだことを活かして今の仕事についた方もいて、学生の時から多くのことに挑戦したいと思います。話はそれますが、この時にエコ甲についての説明を英語でさせていただき伝わったと思うので良い経験ができました。
 ずっと英語で大変でしたが、この後ハイラインへ行き、夕方の街並みや自然に癒されました。あと、夜はBubba Gump Shrimptでたらふくエビを食べました。

 五日目。研修最終日です。デリでハンバーガーを食べてからPine Bridge Investmentsを伺い、四人の方にお会いしました。熱心に債券についての説明をいただきましたが、英語の力が足りず、ほとんどわかりませんでした。日本語であったらもっと理解できたであろうと思うと、悔しいです。学生時代に世界を見てくることの大切さや、数学が統計、論理思考の点で仕事に生かされていることがわかりました。
 その後MOF NY officeを訪れ、園田さんから米国経済についてお話しいただきました。米国大統領選挙は誰が当選するかだけに目がいきますが、大統領候補の勢力図から国民の不満が浮き彫りになりました。ここにもやはり貧富の格差があるのです。また、金融危機がまだ終わっていない見方ができることに驚いたり、経済を多面的にとらえることを学んだりしました。
 最後の訪問はBloomberg。外から見て面白い形の建物だなと思いましたが、中はさらに衝撃的でした。まず、社内はきれいで、できるだけ障害がない造りになっています。仕切りが少なくなっていたり、U字型の建物で同じ階が広く見渡せるようになっていたりして、通信社としての開放性・透明性が表されていました。次に階を上ると、ドリンクや果物、お菓子がたくさん置いてありました。これらはスポンサーからの提供で、社員の方は無料で利用していいとのことです。働いていて気持ちいい環境づくりによって勤めている人もやる気がでるのもわかります。本当に美術館みたいでした。
 NY最後の夜は、大学バスケの決勝戦を見に行きました。バスケに興味があるわけではないのですが、Citiの中山さんから日本人が出場することを聞いていたからです。両大学の大応援団や謎のダンスタイムなどとても盛り上がりました。日本人のYuta Watanabeさんはスタメンとして出場し、得点を決めた時は日本人として嬉しかったです。結果、Yutaさんの大学が優勝し、楽しく会場を後にしました。

 六日目。朝六時にチェックアウトし、あとは帰るだけでした。JFKまでのタクシーでアメリカの風景の見納めをして飛行機に乗り、機内で爆睡しました。

 本当に夢のようでした。見るものすべてが真新しくて、すべてが充実していました。ただ唯一の悔やまれることは自分の英語が使えるレベルになっていなかったことです。日本の英語のぬるま湯にどっぷり浸かっていたせいで、エイゴは辛い体験をしました。ですがこの研修旅行中に世界経済の第一線でご活躍される日本人の方と出会い、そのような方でも英語で苦労なさっていたことを知りました。いただいたアドバイスをもとに何としても身につけます。また、大学で経済を学ばないにせよ、どんな分野にも金融経済はかかわっています。エコ甲、NY研修で学んだことを毎日大きくさせ、実際に活用していきたいです。
 そして何より、鈴木さん、水谷さん、スタッフの御三方、平山くん、大変お世話になりました。ありがとうございました。このメンバーでとても楽しかったです。
 
これからの時代、必要とされるのは英語力と金融知力なのだなと思っていると、夕焼けに染まる新潟に着きました。

 
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第9回全国大会優勝:
宮崎西高校(宮崎)
井上桃子さん

3月22日、午前4時起床。

武蔵小杉でホームが長すぎて成田エクスプレスが到着しているのに気づかず乗り損ねそうになりながら乗車。東京スカイツリーを臨む荒川の橋を過ぎて、ようやく明るくなっていく空を眺め、居眠りしていると、降りる駅を間違えました。二人でスーツケースを引いて走り、なんとか周遊シャトルバスに乗ってターミナルに到着……。

波乱の旅の幕開けでした。

777-300の翼を傍らに、西海岸の橙色の夜景や凍てついたエリー湖の上空を行き、12時間のフライトを経て着陸したJFK空港は摂氏2度。極寒です。

JFK空港からマンハッタン島まで、日本のように完全に舗装されていない道路を交通マナーもおざなりに走るバスに乗り、マッチ箱のような市営住宅が橋を越えると巨大なビル群に代わるのを眺めているとアメリカ・ニューヨークに来た実感がわき、少なくとも宮崎ではありえないな、と思いました。

宿舎となるマリオット・マーキースに荷物を置き、途中で昼食をとりながら徒歩45分かけて最初に向かうのは国連本部、のはずでしたが、2分遅れの差であえなく入れず、ロックフェラーセンターの展望台を見学することになりました。途中で立ち寄ったグランドセントラルには、天井や飾り窓に、星座やそれにまつわる彫刻が施されていて、忙しく行き来する人々の生活に密着しながらも、歴史を感じさせる駅の様子がとても新鮮に映りました。展望台では、時差ぼけ解消の仮眠を挟んで日なかから暮れあいまでのニューヨークを見渡し、翌日からの研修に思いをはせました。またニューヨークからはどこでも見えると思っていた自由の女神が遠く豆粒大に見えるのは個人的にかなり衝撃的でした。

3月23日。

研修初日、一番に訪れたのはRussell Investments。訪問先1社目からオールイングリッシュで臨まなければならないという緊張の中、準備していただいた資料を基に、Russell Investmentsの歴史や業務についての説明をしていただきました。具体的な話を交えながら、とてもていねいにご説明いただきましたが、専門的な金融の話になると、やはり聞き取れない部分が多く、自分の語学力不足を痛感し、とても悔しい思いをしました。理解できた範疇では「建設的な思考」「対人関係のスキル」が重要であるというアドバイスをいただきました。

この日は2つめの訪問先まで時間が空いていたので、自由の女神が見えるバッテリー・パークに行きましたが、風が強く非常に寒かったので、すぐウォール街に移動し、25日に向かうことになるNYSEの外観をみて「勉強したやつと同じだ!!!」と興奮したりエコノミクス甲子園でお馴染みのブル・ベアのブル(雄牛)に因んだ銅像と写真を撮ったり、ハラル・フードの屋台でチキンライスを食べたり、アメリカ・インディアン博物館で呪術系の人形と目があったりしていました。

在ニューヨーク総領事館では、「経済・金融のグローバル化に如何に対応するか」というテーマのもとお話していただきました。在ニューヨーク総領事館は、ニューヨーク連邦準備銀行のはす向かいに位置しており、当初は日露戦争の戦費調達を目的として設置されたそうですが、現在はニューヨークの投資家と話をし、その情報を日本に送ることを主な業務としているということで、金融の要は、情報であり、グローバルな人材として活躍するためにも「英語が非常に重要である」というアドバイスをいただいたり、少子高齢化という日本が抱えている深刻な問題を軸に今後の日本経済の行く末についての見解を語っていただいたりしました。

続いて伺ったのはTIGER PACIFIC CAPITAL L.P.、社長の武神さんです。お話の中では、ハーバードビジネススクールのロケーション(場所)、インダストリー(業種)、ファンクション(役割)に優先順位をつけて就職を決めるという考え方、自分が輝いていた時の共通点を探すことを通して自分にあった仕事を見つけるBest selfという方法が興味深いと感じました。また、私は特にここで単に仕事に急くだけでなく、社会へのギブバックや家族との触れ合いも大切にしている武神さんの生き方の姿勢にあこがれを感じました。

この日の夕食は、在ニューヨーク総領事館の大沢さんと武神さんにステーキハウスにご招待いただき、歓談を通じて楽しい時間を過ごしました。

3月24日。

朝からメトロポリタンミュージアムを見学しました。正直、それほど楽しみにはしていたわけではありませんでしたが、古代エジプトやローマの神殿、中世の教会や宮殿が再現された館内の各部屋を巡る度に夢中になり、2時間弱の限られた時間でまわらなければならないのを惜しく感じましたが、再びニューヨークを訪れたときのための楽しみにすることにしました。

この日、最初の訪問先となる三菱UFJセキュリティでは、主に社内見学をさせていただきました。ここでは、マーケットの部門別に席を固め、チーム戦で戦いながらも、インサイダー情報が漏洩しないよう個人の部屋やロック付きの部屋が多く用意されていました。取引のために用いる複数の画面がついたコンピュータや専用のキーボード、電話を見たのはここが初めてで、非常に印象に残りました。また、社内では自由に飲み物や果物が提供されていて、日本のいわゆるブラック企業との職場の違い、働き方の違いを考えました。

次に訪れたPINE BRIDGE investmentsでは、再びオールイングリッシュでした。滞在3日目ともなると少しは英語に慣れたのか、前日よりは聞き取ることができ、私たちの質問にジョークを交えて答えていただくことができましたが、反対に「日本の若者は日本についてどう考えているのか?」という質問をされた際に、自分の考えを伝えられず、歯がゆい思いをしました。

夕方には初日に諦めた国連本部に向かい、運よくミレニアム貧困目標の会議をしている場にも一瞬だけ立ち会うことができました。ちなみにここでは潘 基文国連総長をはじめとする歴代国連総長のポストカードが1枚65セントで販売されていて、小銭を消費しつつおみやげを買うのにとても助かりました。

また、この日の夜は、ブロードウェイでミュージカル「WiCKED」を鑑賞しました。初見のストーリーを予習なしで見たため、内容や劇中のジョークで理解できないところもありましたが、言葉がわからなくとも生のオーケストラの演奏や歌、本場ブロードウェイの大胆で華やかな演出は十分に楽しめました。

3月25日。

この日は、はじめに、私が研修の中で最も楽しみにしていたNYSE‐ニューヨーク証券取引所を訪れました。エコノミクス甲子園の勉強を始める以前からニュースなどでも頻繁にみる場所で、ニューヨークの忙しない環境を体現した場所のように思っていましたが、実際にお話を聞くと、作業のデジタル化の流れに伴って、人数が減り活気も衰えており、数年後には、象徴の役割も不必要になり、NYSEそのものが消滅してしまうかもしれないということを知り驚きました。またここでは、壁一面がスクリーンになった部屋で広報の映像を見せていただき、近未来的な部屋にスターウォーズみたいだなあと興奮しました。

続いて伺ったCity Bankでは、私たちをNYSEにも紹介していただいた中山さんの案内で、実際に取引時間中のマーケット市場に入れていただき、数十秒おきに鳴る電話や周囲の呼びかけの声の中でそこでお仕事されている女性にお話を伺い、金融の熱気を肌で感じました。また、昼食はエグゼクティブ・ルームで御馳走になり、NYSEにご紹介いただいたCity Bankの中山さんや日本人社員の方、また今回、エコノミクス甲子園史上はじめて私たち女子チームが優勝したということもあってか、女性キャリアの方々を紹介していただきお話を伺いました。ここでは特に中山さんに予定していた時間以上に幅広くお話をしていただき最後にして最大に充実した訪問となりました。

思えば、優勝してから一か月、高校を卒業し上京や大学入学手続きを済ませる傍ら、慌ててパスポートを取りに行き、旅立つ、ほとんどはじめての海外旅行でした。入国審査で引っかかることもパスポートをなくすことも迷子になることもなくて本当によかったです。(ホテルの部屋のカードキーは1枚紛失しました)ありがとうございました。

 
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第9回全国大会優勝:
宮崎西高校(宮崎)
宝蔵花穂さん

エコノミクス甲子園全国優勝を果たし手に入れた今回のニューヨーク研修旅行。憧れの地であったアメリカ、ニューヨークでの5日間を通して、私のこれまでの考え方や視点は大きく変わりました。私の夢をより具体的に大きくしてくれたこの旅を、ニューヨークという街、メインの企業訪問の様子、そして研修旅行を通して変化したことの3点を中心にレポートしたいと思います。
私たちが今回訪れたのは、ニューヨーク市のマンハッタン島。ジョン・F・ケネディ空港に到着しマンハッタンに向かう車の中からみた摩天楼の迫力は、12時間のフライトの疲れも吹き飛ぶほどのものでした。
マンハッタンの街でまず日本との違いを感じたのは、道路の荒さと建物のデザインの斬新さです。あまり整備されていないデコボコした道をハイスピードで走る車に乗ると、ジェットコースターに乗った時のような恐怖を一瞬感じることもありました。また、マンハッタンの建物はとにかく高く、そしてガラス張りのものが多くあります。私は、以前訪れたことのある韓国のソウルとどこか似ている景色に、地震の少ない地だからこそできるデザインなのだろうかと日本との違いに気付かされました。また街並みを観察すると、現代風の高層ビルから石造りで歴史を感じさせる建物まで、新旧が共存している所が印象的でした。
いざ車を降り街を歩いてみると、今度は人種の多様さに驚かされます。黒人に白人、アジア系など様々な容姿の人や、一見日本人なのにネイティブの英語を話し出す人を見ていると、移民の国と呼ばれるアメリカを肌で感じることができます。同時に、外見の全く違う人々がお互いを尊重して生活している姿に、アメリカ人の他者への寛容さを見ました。
ニューヨークといえば多くの観光スポット。訪問する企業数が例年以上のため観光する暇はあまりないと伺っていましたが、実際終わってみると、国連本部ツアーやロックフェラーセンターの展望台、タイムズスクエアでのショッピング、バッテリーパークからの自由の女神見物、メトロポリタン美術館散策、ミュージカル「ウィキッド」の鑑賞などかなり満喫していました。特に将来の選択肢として国連職員を考えている私にとって、国連本部で193カ国の国旗や実際使われている会議場を見たことは、ここで働きたいという私の思いをさらに強くしてくれました。
ニューヨークの街に欠かせない要素として「食」があります。5日間を通して私たちは、高級レストランのステーキから、屋台のハラルフードまで様々な食を味わうことができました。最終日には念願だったアメリカの寿司を食べ、海外ならではのマンゴー入りカリフォルニアロールの美味しさに驚かされました。アメリカというと、高カロリーなジャンクフードばかりというイメージがあります。しかし5日間見ただけでも、お馴染みのハンバーガーからオーガニックのスムージーやサラダ、またイスラム教徒も安心のハラルフードや世界各国の料理など、実際はそこに生活する人々と同じだけニューヨークの食には多様性がありました。
このようにマンハッタンには、多様な食、文化、建物などまさに「人種のるつぼ」といえる光景が広がっていました。今は短い期間の研修を終え、次はもっと長く滞在してこの街を知りたいという思いが募っています。
今回の研修旅行において、私たちは2、3、4日目の3日間で7箇所もの企業や取引所を訪問させて頂きました。債権や株、投資信託や為替など様々な分野で働く方々とのお話はとても刺激的なものでした。
2日目にまず訪れたラッセルインベストメントでは、現地のアメリカ人女性お2人からオールイングリッシュで説明をして頂きました。ネイティブの英語のスピードに圧倒されつつ、手渡された資料を見ながらの理解に努めました。信託においてDesign、Construct、Manageの3つの過程を経て業務を行っているというお話や、仕事する上でどこで働くかということは重要だというお話が印象に残っています。2社目のMOF、日本の財務省の領事館では、実際に外交官をしていらっしゃる方からお話を聞くことができました。日本語で得られる情報量は英語のそれに比べて圧倒的に少ないということ、また幼い頃から金融に関する教育が充実しているアメリカの制度についてのお話を頂き、世界という舞台で戦う私た ちにとっての英語や金融知力の重要性を改めて感じました。3社目のタイガーパシフィックキャピタルは日本、中国、韓国の内需関連株を取り扱っており、3カ国3人の方で創設された会社です。地上46階からマンハッタンを一望できるオフィスで、社長の方から仕事内容や私たちの職業選択において大切なことについてのお話を伺いました。特に私がなるほど、と思ったのは、職業分析をするときはロケーション(場所)、インダストリー(業界)、ファンクション(機能)の3つに優先順位をつけ、内2つは満たすような選択をせよということです。将来についてこのように整理された考え方をしたことのなかった私へ大切な指針を教えて頂きました。
1日で3社回るという盛り沢山な2日目を終え、3日目にまず訪れたのは三菱東京UFJ証券です。日本人社員の男性にフロア内を案内して頂きました。大量のコンピューターが整然と並べられた広い部屋や、比較的偉い方がいらっしゃる個室、またインサイダー情報取り扱いのため外からは見えないようになっている部屋などを見せていただき、エコノミクス甲子園で得た知識と実際の現場とを比較したり重ね合わせたりすることができました。国籍の異なる人が共に働くときにはコミュニケーションに誤解が起きやすく、人としての誠意が重要になってくるというお話が心に残っています。次に訪れたのはパインブリッジという運用会社です。これは後で分かったことですが、アセットアロケーションと株取 引、それぞれの会社トップの方からお話を伺うことができました。オールイングリッシュで日本の経済のこれからについての質問を投げかけられたりと戸惑いもありましたが、とても密度の濃い時間でした。日々は常に変化しており毎日勉強し続けねばならないという言葉を聞き、まずは英語のスピーキング能力を鍛えて自分の考えを伝えられるようになりたいと強く感じました。
時差ボケがようやく治ってきた4日目、私が最も楽しみにしていたニューヨーク証券取引所、NYSEを訪問しました。エコノミクス甲子園の対策で外見を覚えていたあの建物が目の前に現れ感動に包まれたのもつかの間、いざ中に入るとグラフや英語だらけのコンピューター画面を前に働く人々や、テレビで見たあの流れる電光掲示板、テレビの生放送収録などその活気に圧倒されました。日系アメリカ人のスタッフの方に英語で案内して頂き、フロアやオープニングベル、会議場についての説明を受けました。出来るだけ英語でコミュニケーションを取りたいと思いスタッフの方にくっついて歩いていると、その方は日本食ではナスとカレーがお好きだという情報を得ることができました。世界金融の中心地 としてのNYSEの光景とその活気は私の胸に強く刻まれています。最後の訪問先として訪れたのはシティバンク。フロア見学では、女性社員の方からお話を伺いました。私たちが訪問したのはまさに取引真っ只中の時間帯。お話ししている間もしょっちゅうコンピューターに顧客からの通知が来てそれに女性が対応し…と業務される姿を生で拝見することができました。このフロアには女性が多いことが特徴で、メンタルケアを充実させているそうです。フロア見学を終え、オフィスの最上階のお部屋で昼食をいただきながら、日本の4人の方とお話しました。みなさん金融の仕事に至ったキャリアは様々でしたが、やりがいや誇りをもってお仕事されている姿に憧れを感じました。日本経済についての話題になった時は 、楽観的なものや悲観的なもの、日本を外から見たそれぞれの意見を聞かせていただき、経済は視点により様々な見方があることを実感しました。
これらのニューヨーク研修旅行における企業訪問や観光での学びを通し、私の中で2つのことについての見方が大きく変わりました。
まずは英語についてです。今回の旅で気付いたのは、アメリカ人はちょっとしたコミュニケーションを大事にしているということ。アメリカ人は個人主義とよく言われますが、実際行ってみると店員さんと、エレベーターで会った人と、などちょっとしたコミュニケーションをとる場面が多いように感じました。旅行前は高校までに習った文法を使えば何とかなるだろうと思っていましたが、実際買い物などをしてみると、相槌のレパートリーの少ない私は彼らのフレンドリーさについていけないことが多く、コミュニケーションを重視した英語ももっと鍛えていきたいと考えるようになりました。
次に人生の進路についてです。今回の企業訪問でお話しした方々は、実に様々な経歴やバックグラウンドをもっていました。大学で経済やファイナンスを専攻していたとは限らず、文学や美術史を学んでいた方もいます。多くの方は大学院やビジネススクールで専門知識を学ばれたそうです。てっきり大学や高校の頃からこの業界を目指されていたものだと思っていた私には驚きでした。大事なのは、人生のある地点で一度立ち止まって自分自身を振り返り、道を選択し、それを実行に移す努力をすることなのだと思いました。今はこれからの大学生活を通して、選択の柔軟さや自分を客観的に見つめる力を身につけていきたいと感じています。
最後になりましたが、私たちにこのような大きく貴重な機会を下さったすべての皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。経済という分野を通して、様々なことを教えてくれたこの大会に出場して本当によかったと思います。ありがとうございました。

 
VOICES

参加者の声

参加者の声
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第8回全国大会優勝:
県立千葉高校(千葉)
池田麟太郎さん

4月1日。友達に、「NY行きは飛行機の機材到着が遅れたために急遽中止になりました。」前日に用意していたにもかかわらず結局言わずじまいに終わってしまったエイプリルフールの文面を削除しつつ、成田空港をあとにJFK国際空港へと向かいました。フライトは13時間ほど。以前父親の仕事の都合で海外生活を経験していましたが、これだけ長いフライトは初めてで、13時間も何すればいいんだ……と直前まで頭を悩ませていましたが、結局いい案も浮かばず、機内では映画を見たり、寝たり、音楽を聴いたり、ゲームをしたり……。だらだらと過ごしました。

JFKに無事到着し、空港内の英語の広告を見て、「ああ、アメリカに来たんだなあ」と実感しました。ちなみに内容はバイオマスに関するものばかりでした(流石はアメリカ)。空港からは一応パックツアーでの旅行でしたので、ツアーガイドの方がホテルまで案内してくださいました。ホテルは超一流ホテルで、「こんなとこに泊まるなんて、庶民の自分は逆に気疲れしてしまう……」などと思いながらも、ふかふかのベッドの寝心地を確かめてうきうきしていました。

初日の午後は特に企業訪問の予定がなかったので、NY市内を観光しました。最初に行ったのは大人気のハンバーガー店、マクドナルド!!ではなく、いわゆるグルメとしてのハンバーガー専門店のBurger Jointというお店で腹ごしらえを……と思って行ったのですが、なんとすごい行列!!並んでいる人の数50人といったところでしょうか。1時間ほど待ってようやくバーガーにありつけました。味は大味ながら肉の厚さと焼き加減がとてもよくできていて、非常に満足な出来栄えでした。その後、ロックフェラーというビルにのぼりました。向かい側にエンパイア―ステートビルが見える、NYでもトップクラスの高さを誇るビルで、下をのぞきこむと足がすくむのがわかりました(高所恐怖症のため)。それから、タイムズスクエアに行き、例の赤い階段のところで少し夕涼みをしました。人が大勢いて、NYの人の多さを改めて実感しました。その後、近くのお店をのぞきこんだりして、疲れてもいたのでホテルに戻り、ゆっくりと休みました。

2日目は朝から企業訪問でした。朝食を近くのdeli(朝食がとれるカフェのようなところ)で食べ、準備万端。最初はRussell Investmentという投資信託の会社を訪問しました。案内してくださった方の中に日本人の方はいらっしゃらなかったので、英語での説明を受けました。先述の通り僕は海外にいたことがあったので、英語は多少は聞き取れると思っていたのですが、思ったよりも経済に関する専門的な話をされるとわからないことが多くて、やっぱりまだまだなのかな……と感じました。投信については、Russellがほかの投信を行っている企業とはどういった点で違うのかを熱心に説明していただきました。一番のポイントは、数字で顧客を判断するのではなく、実際にお会いして、そこでお話をして判断するという、人を見ているということが、Russellの一番の大きな特徴だそうです。

続いて、昼食をその辺にある屋台で売っているラムご飯(羊肉と野菜との炒め物×サフランごはん)をいただき、ニューヨークにある総領事館へ向かいました。そこで日本人の方と、NY総領事館がどんなことをしているところなのかなどの説明をいただいたのち、しばらく経済についてお話をすることができました。アメリカから見た日本や海外、そしてアメリカ国内の情勢などについて学ぶことができました。

総領事館の後は、経済に関する二つの博物館をめぐりました。米国経済史についていろいろと説明がされていたのですが、午前中に英語をガッツリ聞いて疲れていたので、正直展示されている作品の英語の説明はちょっときつかったです。その後、tiger pacificの武神さんというお方とお会いして、ヘッジファンドの仕事について学びました。気さくなお方で、非常に面白い話をしてくださいました。tigerの会議室でお話を聞いたのち、武神さんもご一緒して、ステーキハウスに行き、ごちそうになりました。アメリカのステーキは日本のそれとは大違いで、ボリュームもさながら、焼き方もアメリカンで、非常にインパクトがありました。ボリュームも味も大満足でした。

3日目、朝食は2日目同様deliで食べ、午前中は、今回の研修旅行の際にいろいろと手牌をしてくださったcitibankの中山さんという方と合流して、まずはBloombergという情報発信会社を訪れました。そこで社員の方に案内していただいたのですが、その最中に超有名なアナリストの方と偶然お会いすることができ、日本から来た高校生ということで少しの間ですがお話をすることができました。経済に関するラジオ放送に彼は出演しているそうなのですが、なんと、そのラジオ放送の中で、日本から来た高校生のことを少しの間ですが紹介していただくことができました。本当に貴重な体験でした。放送後、再びお会いすることがありまして、その際に、将来経済を志すうえで絶対に読んでおいた方がいい、彼おすすめの論文を教えていただきました。これから勉強するつもりです。

Bloomberg社の後は、次の千葉銀行の訪問まで少し時間があったので、中山さんのおススメで、Momaの現代美術館を見て回ることになりました。あまり絵画には造詣が深くない自分でしたので、よくわからなかったのですが、それでも、美術の教科書などで見たことがあるような作品がいくつか展示されていて、「ああ、ここに展示されていたのか~」と驚いていました。

昼食の後、千葉銀行のニューヨーク支店を訪問しました。地方銀行でニューヨークに支店を持っているのは千葉銀行を含め3行のみだそうで、私たちの母校の出身でいらっしゃる行員の方にお話を伺うことができました。また、千葉銀行では、実際に電話で取引をするところを見せていただきました。電話一本で何億というお金が動くことに、お金っていったいなんなんだろう……と素朴な疑問を抱いていました。

千葉銀行の後は、再び中山さんと合流して、citibankの社内にご案内していただき、citibankの歴史についてのビデオを見させていただきました。米国経済史はあまり知らなかったので、よくわからないことも多かったのですが、米国の発展の背景にはcitibankの存在が大きくかかわっていたことを知りました。

citibankを訪問したのちは、メトロポリタン美術館の開館時間が多少あったので、せっかくなので行ってみようということになり、メトロポリタン美術館に行きました。が、ついた時にはもう閉館15分前ということで、あまり見て回ることはできませんでした。目的の特別館についた時には、もう展示スペースに幕が下ろされていて、見れなかったのが少し残念です。メトロポリタン美術館の広さを痛感しました。

夕食は海鮮料理(特にエビ)をいただきました。その海鮮料理店の斜向かいにトイザラスがあったので、待ち時間にちょっと様子を見に行ってきました。トイザラスの店内に観覧車(日本の観覧車の基準からすると小さい&とても速い)があって、「店内に観覧車を作ってしまうなんてアメリカンな発想だなあ」と勝手に感心していました。その後、これでもかというくらいエビをいただき、非常に満足な一日でした。

4日目は朝からNYSC(ニューヨーク証券取引所)に中山さんと一緒に行きました。その日は、ちょうど上場する企業が3社あったようで、そのうち2社が上場する瞬間に、フロアーで立ち会うことができました。上場の瞬間、フロアーはとても活気に満ち溢れていて、上場すると、初値を決めるためさらに場内は熱気に満ちていました。ちなみにそのうちの1社は食品デリバリーサービスの会社だったようで、PRも含めて、ドーナツをNYSC内で配っていました。もちろんおいしくいただきました。(笑) その後、NYSCの重役のお方とお話をすることができました。NYSCについての疑問や、最近の世界情勢などについて、ご意見をいただくことができました。

その後、citibankのNYにおける業務を行っている支部に移動して、そこの重役専用ダイニングでcitibankに勤めていらっしゃる日本人の方3人と昼食をいただきました。コース料理はめったに食べないので、不慣れな手つきで多少不安でしたが、何とかなった……のではないかと思います。そのお三方とはどちらかといえば経済の話というよりは、NYで生活していて感じたことなどをお話していただきました。

4日目の昼以降はそのcitibankのダイニングに代わる代わる社員の方がいらして、それぞれ専門とする経済の分野についてのお話をしていただくというスケジュールでした。お三方と食事をした後は、超先端現場でバリバリ活躍していらっしゃる3人の方と、中山さんもご一緒に、経済について非常に専門性の高いお話をいただくことができました。また、citibankがどういう点で優れているか、アメリカの企業は日本のそれとどう違うのか、などについてもお話をいただきました。さらに、豊富な人生経験から、いろいろな生き方の指針になるようなお話も聞くことができました。非常に楽しいひと時でした。citibankをあとにするときはもう営業時間は過ぎていたのですが、その後も現場で株の取引きを行っていらっしゃる社員の方と最後にお会いすることができました。彼は日本株をアメリカの顧客向けに売っているそうで、営業時間外で人気のないオフィスに残ってまでなぜ日本株を売るのか尋ねてみると、「日本株はいい株だから」と自信ありげに答えてくださいました。その言葉に、「ああ、日本のことをこんなに思ってくださる人がいるのか」ととても感銘を受けました。きっと彼は将来素晴らしい行員になれるのではないかと勝手ながら思っています。

citibankから一度ホテルに戻り、その後ニューヨークメッツの試合を見に行きました。ちなみにcitibankの訪問が予定を大幅にオーバーしていた(それほど楽しいひと時でした)ので、ついたのは7回表のころでした。また、小雨も降っていて、非常に寒かったので、8回裏が終わった時点で帰ることにしました。が、その短い間にも、2本のホームランが出るなど、非常に見ごたえのある展開で、とても面白かったです。私は、野球を生で感染すること自体が初めてだったので、球場の雰囲気なども新鮮で、とてもいい経験になりました。

最終日は荷物をまとめて飛行機に乗り込むだけでした。偏西風の影響で行きより多少長い14時間近いフライトでした。行きも帰りも退屈なのはあまり変わらず、ぼーっと過ごす時間が非常に長かったです。あまり眠れなかったので、成田に着いたころには正直へとへとで、その後空港で解散し、家路につくころにはもう満身創痍でした。翌日から学校だったので、非常に憂鬱な気分で、つい先ほどまでNYにいたことがまるで幻想だったかのように感じられました。

NY研修を通して、本当に貴重な経験をすることができ、一回りも二回りも成長できたように感じられます。この場を借りて、NY研修旅行に付き添いとして一緒に来てくださった鈴木さん、並びに水谷さん、現地でお世話になったcitibankの中山さんをはじめとする方々、また、エコノミクス甲子園に携わってくださったスタッフのみなさん、そしてエコノミクス甲子園を共に戦った全国の高校生に、感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

 
VOICES

参加者の声

参加者の声
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第8回全国大会優勝:
県立千葉高校(千葉)
並木亮さん

日本時間の朝八時半。成田空港で鈴木さんと池田と合流。飛行機に乗るのは初めてではなかったが、海外に行くのは初めて。十数時間のフライトも初めてだった。時差ボケに備えて、飛行機の中でぐっすり眠れるよう徹夜してきたが、肝心の機内では飛行機の騒音や緊張でほとんど眠れなかった。そしてそのままアメリカに入国することになった。

入国審査を難なく終え、車でマンハッタン島へ向かう。車窓を眺めていると始めは普通の住宅街だったが、ニューヨークの中心部へ近づくにつれて摩天楼の佇みが見えてくる。しかし東京とは全く違った空気が漂っている。地震の心配がないからだろうか、それとも文化の違いだろうか。

JFK空港から1時間程度かけて、InterContinental New York Times Square Hotelに到着した。チェックインを終え、リッチな部屋で荷物の整理をしていると、少し前からさらにリッチな部屋に滞在していた水谷さんがやってきて四人で航空券に付いてきたハンバーガーのクーポンを使おうということになる。

早速地下鉄を使ってミッドタウンへ。1時間列に並び、入った店はスペインのバーのような雰囲気だった。ハンバーガーのハンバーグはステーキのようだった。その後、超高層ビルで有名なロックフェラー・センターに向かう。最上階は展望台というより屋上で、空気が涼しかった。そしてタイムズスクエアやブロードウェイを通りつつ、ヤンキースショップに寄り道してホテルに戻り、すぐにベッドに倒れこんだ。

 

十数時間の睡眠の後、すっかり元気を取り戻し二日目である。最初に訪れたのはRussell Investmentsという投資信託会社。説明は全て英語。17年間何をやってたのかいうくらい、何もわからなかった。”make sense?”と言われても呆然としているしかなく、殆ど何も理解も質問もできずに終わった。途方もない言葉の壁を感じ、悔しさが込み上げてきたが、何とかやるしかないと決意をする。

午前中でぐったりと疲れたところ、屋台でランチを買いウォール街のオアシスで少し休憩する。午後はまず在ニューヨーク日本領事館の方のお話を聞いた。アメリカ政府がメガバンクへの規制を強めようとしている話を聞いた。有意義な質問もできたと思う。一番印象に残っているのは、アメリカでは「失敗もキャリアの一つとして評価される」ということである。日本では失敗を恐れて萎縮してしまう風潮が蔓延しているため、積極姓の点で失敗を必要不可欠な経験とみなすアメリカに大きく立ち遅れているのではないかと思う。

次にFRBミュージアムを見学して、マンハッタン島南端のバッテリーパークまで散歩した。鈴木さん曰くバッテリーとは砲台という意味らしい。公園では最近の暖かさのおかげでリスが一斉に冬眠から醒めたらしく、子どもと一緒にはしゃぎ回っていた。そして、タイガーマネジメントというヘッジファンドを起ち上げた武神さんと会った。キャリアや仕事観の話を聞いて、だからこそ武神さんはニューヨークの摩天楼に居ることができるのだなと感じた。

その後、武神さんに連れられ5人でステーキハウスに向かう。今度はインフォーマルな空気の中、人生観などの話を聞いた。さて、出てきたステーキやベーコンはモンスター級の大きさで一度食べたら、日本のステーキはステーキとは思えなくなるだろう。とはいえ、旅行中の食べ過ぎには何度も後悔させられていたので、腹八分目に抑えてステーキを満喫することができた。

 

2日目の興奮が残り、なかなか寝付けず3日目を迎えた。

3日目はまずシティバンクの中山さんと会い、情報配信会社のブルームバーグを訪れた。ブルームバーグのオフィスはとても開放的(Transparent)であった。建物の機能性を重視する日本に比べ、この国では建物に象徴性を求めているのだろう。道中、骨董書店に立ち寄り、ハーバード大の物理の教科書と科学の方法論の本を購入した。もちろん全文英語で、いつか読み進められる日が来ればよいが。

3日目は比較的予定が空いていて、その後に中山さんの勧めるmoma美術館に行くことができた。しかし、現代美術はあまりに抽象的で理解の範疇を超えていた。同じ年くらいの美術学校の女生徒たちが何やらスケッチをしている横でゴッホやピカソの有名な画を見て、前にテレビで見たことがあるぞと頷くくらいだった。それでもまた機会があれば訪ねたいと思った。

そして午後は千葉銀行のニューヨーク支店を訪れた。高校の先輩があちこちで活躍されているそうで、少し嬉しかった。また、目も眩むほどのお金の調達を電話でしている場面を見せていただき、興奮したし同時に少し不思議な気分になった。机から立ち上がらずに一生暮らすのに困らないほどのお金を動かせるなんて。

その後、再び中山さんと合流しシティバンクにてシティバンクの歴史のビデオを見せていただいた。そのまま駆け足で閉館間際のメトロポリタン美術館に向かい、見られる限りの物を見て回った。中でもカトリックのステンドグラスの美しさは宗教の壁を超えるほど格別だった。おそらく、全部をしっかり見て回るには数日はかかるだろう。

ホテルに戻り、晩御飯へ向かった先はシーフードレストラン。待ち時間にはトイザらスの建物に行って、ビルの中に10m近くの観覧車があって目を見張った。料理はエビ、エビ、エビ。海産物もとても美味しかった。そしてすっかり満腹で3日目を終えた。次の4日目のハードスケジュールに備えてぐっすりと眠った。

 

4日目は小雨。夜のメジャーリーグの心配はさておき、まずニューヨーク証券取引所(NYSE)を訪れた。その日上場するらしい企業の着ぐるみから、ドーナツを手渡される。小さな映画館のような一室で、NYSEのPRムービーを見て説明を受ける。すると、もうすぐ上場が始まるぞと言われメインフロアへ。もうお祭り騒ぎのフロアを一回りすると、たくさんの液晶と睨めっこをする職員やテレビのクルーなどで人が溢れている。英語の数字を叫ぶ声が空中を飛び交って、さあ、初値が着く。フロアは一転拍手に包まれた。

その後、会議室に移ってまたNYSEのお話を聞くことができた。NYSEでは95%の業務が電子的に行われ、人間の仕事は残りの5%だけらしい。人間とコンピュータの調和にはこのくらいのバランスが適切ということも言われた。つまり、コンピュータが仕事をこなしているため普段のメインフロアはもっと閑散としているということらしい。これからも様々な面でコンピュータが人間に取って代わることはあるだろう。しかし、先の上場のお祭り騒ぎのような人間味溢れる出来事は決して欠かせないものだと思うし、その点で人間にしか成し得ないミッションがあると思う。

証券取引所から出ると、どんよりとした雲は相変わらずだったが、小雨は上がっていた。昼食はシティバンクの方々と一緒にすることになっていたので、それまでの時間でまず、NYSEの隣のフェデラルホールを見学。アメリカの首都がニューヨークだった頃の議会の建物である。そしてシティバンクに向かう。

シティバンクでは重役専用食堂にて、日本人職員の方たちと昼食を頂いた。かなり緊張して、味はよく覚えていないが海外生活の暮らしぶりやエピソードを聞けたのは新鮮だった。その後も女性や若手でバリバリ活躍している方の話を聞くことができた。ストレートな質問にも真摯に答えてくださり、とても充実していた。その後、もう既に業務時間は過ぎていたがトレーディングルームを見学させていただくことができた。

シティバンクの見学を終えて、気が付く19時前。メッツの試合は19時開始。雨も降ってきた。急いでホテルに戻り、着替え、地下鉄でスタジアムに向かう。試合中盤には間に合い、ホームランを二本も見ることができた。雨が本降りになってきたところで引き上げる。ホテルに戻ろうとするが夕食をとっていないことに気づき、2ドルで大きなピザを二ピース買い、2ドルで12オンスのペットボトルの水を買う。深夜にホテルで食べたピザの味は何よりも一番よく覚えている。そして朦朧とした意識のまま、ニューヨーク研修のほとんどを終えた。

 

翌日は日本へ飛行機で帰るのみ。朝寝坊をしたおかげで、ドタバタとお土産を買ったり荷支度をしたりきりきり舞いだった。制服を危うくホテルに忘れるところであった。そこからは無事に日本へ辿り着いた。親の迎えに来てくれた車に乗りながら夢心地でニューヨーク研修を振り返っていた。

訪問先でお会いした方々からは、大変多くのことを学ぶことができこの場を借りて感謝の意を示したい。付き添ってくださった水谷さんと鈴木さんには、短いながらもたくさん迷惑をかけてしまったけれども、様々な面で懇切にサポートしてくださり、また、様々なアドバイスをいただき、大変ありがとうございました。相棒の池田も特に英語面でサポートをしてくれてありがとう。

夢うつつの日本は雨上がりで、夕方の茜色の空と二本の虹が異国帰りの自分を歓迎してくれるようだった。

 
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第5回~第7回全国大会優勝者のNY研修旅行レポート

第5回~第7回優勝者のNY研修旅行レポートは大会報告書をご覧ください。

 
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第1回~第4回全国大会優勝者のNY研修旅行レポート

第1回~第4回優勝者のNY研修旅行レポートはこちらをご覧ください。

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